ハイデル:物語:ジョルダイン・デュカスの野望

クルムホルン先生はいたくジョルダインをかっている。

まだこの若き侍従長を手放しに見ることは敵わない。

政治家というのは、

清濁併せ呑む存在だ。

問題はビジョンと、どこの着地点を見ているかが鍵。

今のところジョルダインを信用することは難しい。

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やあジョルダイン。

シューニャだ。

話があるんだって?

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さ~ね~・・・どうだろうさねぇ。

(野望臭プンプンだな)

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ほほ~・・・うまく逃げたな。

ヤリてだな・・・侍従長。

自らの利益になることが前提は当然だ。

だがね君、それは長いスパンで見てでの話だ。

近視眼的な利益なんぞいらないよ、

私はトータルで考える方だからね、

どうだいジョルダイン?

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ここで動画があるのだが、

アル・ルンディとも関係がある内容が流れる。

なるほどなー 黒い砂漠 の 黒い ってのは

そこに関係していくのか・・・

現実におけるある種の ウラン鉱石 みたいなもんだなぁ。

希少で使いようによっては超エネルギーを生むけど、

同時に毒にもなる。

放射性物質は世界10大猛毒の6位ですしね。

アフリカ等でも昔はあったようだ。

ウランの断面が非常に美しい色で発色するもんだから

神の石として崇められたりもしたけど、

結局、被爆して亡くなっているんだよね。

無知って怖いなぁ・・・しかし知るのも難しい。

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なるほどなぁ~

彼の本心はまだわからないが、

目下 黒結晶 を取り返すことが目的か。

理解した。それは必要そうだ。

手をくもう。

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ほほ~・・・言うね。

先月は某アイドルグループの解散騒動が話題になっていた。

実際あの業界は顕著で典型なのだと思うが、

あの業界に限らず裏切り者は干すというのは世の常である。

自由、自由と何かと発言する某国らも勿論例外ではない。

むしろ厳しいとさえ言える。

また、自分は派閥に属していないつもりでも、

いつの間にか派閥扱いになっていることも世の常だ。

付き合う人間は考えたほうが良いし、

毒を食らわば皿まで。

中途半端に生きると両方から攻撃される。

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そうか、わかった。

ジョルダイン・・・さすが侍従長。

曲者だな。

当面の目的が同じなら手を組むのは吝かではない。

しかしあくまで当面の話だ。

目的が違える時、剣を交える覚悟はいるのだろう。

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