最後のクエストになりそう。
ザラ・リンチの結婚指輪を探す。
祭壇インプが徘徊する中にある嘗てのリンチ家。
インプをボコりながら中へ。
なるほど、確かに火災の後がある。
これは辛いなぁ。
嘗ての平和と愛の象徴。
中に入れば直ぐに気づく位置にあった。
これだ。
指輪にせよ何にせよ
値段よりも動機が重要だ。
その人の人間性、視点が問われる。
私のある知人は、
「何そのボロボロな鞄?」
この一言で彼女と別れた。
彼女には結婚したいと言われていた。
私は彼の鞄を見て、
あれだけ洒落た人があれを持つということは
何か重要な思いや背景があるんだろうなと思って見ていた。
別れた話を聞いた後、
それが恩師の形見だと初めて聞く。
報酬は次のもの。
やっぱり回避力+1かなー。
ノックバック抵抗も興味あるんだけど。
ああ・・・・
この瞬間だけリンチ夫人は正気に戻った。
ジワリとしてしまう。
でも・・・
その旦那さん・・・生きて羊飼いを・・・
ふぅ・・・
クエストはここで終わった。
*
社会とは恐ろしいもので、
弱った獲物を狙う輩は猛獣の世界以上に少なくない。
ある意味では猛獣より残酷だ。
リンチ農場廃墟を徘徊する男がいる。
彼は虎視眈々と狙っている。
彼女や兵士ら、
祭壇インプがいなくなったら
「俺のものだ!」と言い出すような連中だ。
ザラ・リンチさんの依頼は全て終えた。
一旦ハイデルに戻ろう。
あー、やだやだ。
こうしたクエストの後の自然との対話は安らぐ。
ハイデルの川近くにいる 補給倉庫管理人 の依頼。
今日はこの木と共に過ごそう。